父が亡くなり、実家の経済状況が全て明るみになりました。
残された母は、専業主婦でした。
これからは、自分の老齢基礎年金と遺族厚生年金を合算した年金生活することになります。
そして、遺族厚生年金は、非課税です。丸々収入です。
課税対象となる母の年金は、100万以下。
他からの収入は、一切ありません。
つまり、母は住民税非課税世帯になったということです。
高額療養費の基準が下がる
母は、75歳で後期高齢者になったところです。
後期高齢者も今後年収によって医療費が1割負担から2割負担に上がるのですが、母は、非課税世帯になるのでその心配はありません。
入院治療したとしても1ヶ月内の医療費が24600円以上支払いは免除されるようになります。
これが、父と二人世帯のときは、57600円でした。
日本の健康保険制度は、皆保険と言われる通り国民が全員入るべきもの。
ですが、その中身を知らない方が意外と多いんです。
だから…
医療保険に入りたくなるのかもしれません。
医療保険やめる
父は、自分の医療保険に6000円、母の医療保険には、11000円も支払って加入していました。
いつから加入してたかは定かではありませんが、今回の動脈瘤入院手術においても16万円の保険金が支払われる予定ですが、これに6000円の保険料を支払う価値はあるのか?と、疑問に思いました。
高齢者だし、病院にお世話になることが増えると考えるのは妥当です。
父もそう思って加入していたんだと思います。
しかし、先程の高額療養費制度があるのなら、医療費で家計が火の車になることはおそらくありません。
むしろ、毎月17000円も年間204000円も掛け捨てする方がもったいないです。
保険かけた分で医療費払えちゃいますよね。
親と言えど、別家計なので今までだったら何も言えないところですが、母だけになったので、私から細やかなアドバイスをさせてもらいました。
母は、私のアドバイスに耳を傾けて保険を解約することにしました。
母の今後の年金と、預金、そして、持ち家でローンもないとなると、保険で必要なのは、火災保険と自動車保険と原付きの保険くらいです。(とにかく田舎なので乗り物は必須なのです。)
まとめ
日本人はとにかく保険が大好きなのですが、実際はそんなに必要ないのです。
日本は健康保険制度がしっかり整っているからです。
高い保険料支払っているのに、加入するときに他の保険と比べたりしないせいか、内容の詳細をよく知らない方が多いのも現状です。
これは、とてももったいないことです。
健康保険は、医療費負担が減るというだけではないってことを知っておきましょう。
健康保険の恩恵
- 医療費が一部負担になる
- ケガや病気で働けなくなったとき、傷病手当金がもらえる
- 亡くなったときの葬儀費用が少しもらえる
- 高額療養費制度で、収入によって一定額以上の医療費が免除される。
- 子供医療。子供の医療費が無料になることも…
- 出産一時金
上記を踏まえたうえで、民間の保険を用意するかどうかを決めるのが得策かと思われます。
因みに私は、2年前に医療保険を解約しました。
掛け金は貯蓄へ回しています。

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