
私健康には自信あるんですが、この先どうなるかわからないし、入院や手術になったらお金かかりそうで心配だわ。

そんなときのために、私も家族も全員医療保険に入ってるわよ。終身保険だと、一生保険料もかわらないから、若いうちに入るほうがいいわ。
こんな心配を抱えている方は多いですよね。
そして、しっかりそのときのために、保険で備えている方も多いと思います。
私も昨年まで医療保険に入っていました。でも今は入っていません。
なぜ解約してしまったのか。
その理由をお話ししたいと思います。
足に異変!医療保険に飛びつきました
40代になり、股関節に激痛が起こるようになりました。
整形外科の受診で変形性股関節症という病気だとわかりました。
ショックだったのは、自然治癒することはなく、歩けなくなったら手術するしかないとのことで、手術するまでこの激痛とうまくつきあっていかなければならないということでした。
しかも追い打ちをかけるように、先生は・・・

人口股関節は耐久性15年くらいだから最低でも60才までは我慢してね。
60才!そっそんな・・・・・(@_@。
それでも先生の診断を受け止めて、後々の入院、手術に備えるために保険の窓口を訪問しました。

お客様
申し訳ありませんが、お客様の持病が医療保険加入に引っかかります。
えー?入れないんですか?
!(-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩___-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩)

あ!一社だけありました!条件付きですが、よろしいですか?
保険料: 月2510円
入院 : 1日5000円(60日間)
手術 : 2.5〜20万円
先進医療: 2000万円
加入から5年間、変形性股関節症治療では保険金申請は不可
それでも、ありがたく加入させていただき、5年我慢するぞと思っていました。
しかし物事は想定通りにいかないものです。
保険に加入して3年で杖歩行となり、キッチンでは椅子に座って炊事をする始末。5年待てずにギブアップして手術することに決めました。
もちろん保険金は水の泡。
健康保険高額療養費
健康保険は、誰もが入らなければならない義務です。私は旦那さんの会社の社会保険に扶養家族として加入しています。
その中にはこんな素晴らしい制度があったんです!
それは高額療養費
同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。
私の場合、急な手術ではなかったので、入院日は2月2日、手術は3日に予約し(想定外の事が起きても月内には収まるように月初にしました)、事前に健保組合に限度額適用認定証を申請(電話で問い合わせました)しました。
限度額適用認定証を持って入院手続きをすれば、会計時には限度額が計算されていて、多額の医療費を用意しなくて済みます。
そして15日後順調に回復して退院しました。お会計はこの通りです。
治療費等¥95,643+食事代¥18,400=¥114,043
その後、会社の健保組合へ付加金申請をして、
自己負担¥51,000+食事代¥18,400=¥69,400
これは会社の健保組合によってちがうかも。
領収書をチェックしたところ、実際の金額は¥564,775(食事含む)となってました。
おおよそ50万円近くが免除されていました。
医療保険5年後解約
最初の手術から2年後、反対側の股関節も手術することになり、一回目と同じく高額療養費にお世話になりました。
加えて、5年前に加入した医療保険が条件解禁となったため無事申請できました。
結果保険金は¥165,000でした。
この金額を見て、こんなものなのかって思っちゃいました。
私は5年間保険料を支払ったので、
¥2,510×12ヶ月×5年=¥150,600
もしも、なんの疑問も持たずに死ぬまで加入し続けたとしたら、
¥2,510×12ヶ月×40年=¥1,204,800
なんと、100万越えです。
もしかしたら老後は入院ばかり続いたりするかもしれません。が、そうでないかもしれません。
それなら、この分を貯金に回そうと思いました。
一か月で見ると大した額ではなくても、年数を重ねると大きな金額になってきます。
医療保険は、入院しない限りは、掛け捨てなので戻ってはきません。
その点、貯金で備えれば、入院しなくても貯まったお金は残ります。
入院したとしても高額療養費で助けてもらえます。
保険会社には申し訳ありませんが保険金を受け取って間もなく解約させていただきました。
これをきっかけに他の保険も見直してみた
26年前に加入した旦那さんの生命保険。
毎月1万円の保険料で500万円の保険金。これに、医療保険がくっ付いていました。
1万円のうちの半分が医療分でした。高い!
即刻、この部分だけ削ってもらい、生命保険の部分だけ残してもらいました。
今までかけてきたのにもったいないという声も聞こえてきそうですが、この部分は掛け捨て部分なので潔く切り捨てました。
まとめ
今、我が家では医療保険には一切加入していません。
- 健康保険高額療養費が使える。
- 月々の支払いは小さくても、死ぬまでの支払金額は、100万超えになる。
- 日帰り入院が多くなり、保険金はあまりもらえなくなる。
- いざという時のため、保険に入る分を貯蓄にまわす。
必ず必要な保険は、
- 火災保険
- 自動車保険
- 生命保険(掛け捨て安いもの)
ここから外れる保険は、見直す対象にして加入中の保険をミニマムにしてみましょう。
意外と家計を圧迫する原因となっていることが多いのです。
もちろん浮いたお金は貯蓄にね(*^▽^*)
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