ふるさと納税は、納税を毎年きちんと行っている方なら権利のあるお得な制度です。
ですが、まだ参入されていない方もいらっしゃるようです。
お得なことが大好きな私ですら、ふるさと納税に参入したのは平成28年からなんです。
まだ新米です。
なぜなら
本当に住民税が控除されるの?取られ損にならない?怪しい
こういう理由でした。
もしかして、私と同じ理由で躊躇されている方がいらっしゃるのではないかと思いこの記事を書いてみました。
ふるさと納税おさらい
自分が住民票を出している市区町村には、住民税を納めています。
その住民税の一部を在住以外の市区町村へ寄付金として支払うと、支払った市区町村からお礼の品がもらえます。
そして支払った寄付金から2000円を引いた金額が、来年の住民税から引かれて徴収されることになります。
何言ってるかわかんないんですけど~(*’▽’)
ですよね・・・
ではでは、ある一例を見ながら説明しますね。
さゆりさんのお家の今年のふるさと納税の限度額は、52,000円でした。
これは、ふるさと納税サイトに限度額シュミレーションがありますので、前年の源泉徴収票を見ながら入力してみてください。5分かからず確認できます。限度額シュミレーションはこちら

今年は、お米・お肉・ウナギ・カニ・卵をお願いしましょう。
全部で5か所ね。
さゆりさんは、5か所の市区町村に52000円の寄付をしました。
5か所以内なので、ワンストップ特例制度を使って寄付金税額控除を申請しました。
間もなくお願いしたお礼の品と、ワンストップ特例制度の申請書類が届きました。
速やかに書類を記入して発送しました。
お礼の品が送られてきた次の年の住民税が年間50000円少なくなっていました。
さゆりさんは、わずか2,000円でこんなにゴージャスなお礼の品を頂けたということです。
私が怪しいと思っていたこと
- 2000円でこんなにお礼の品がもらえるなんて嘘だ
- 本当に次年度の住民税が控除になってるか怪しい
2,000円でこんなにお礼の品がもらえるなんて嘘だ
これは、ホントです。
寄付限度額が高い方でも同じなので、その分お得になります。
年収が高い方
扶養家族が少ない方
このような方は、限度額が高いはずです。たくさん納税されているからです。
昨年までは、寄付金の5割以上のお礼の品が用意されていた自治体がゴロゴロ存在しましたが、自治体間の平等性が失われるとかなんとかで総務省から待ったがかかってしまいました。
なので今は3割程度のお礼の品になっております。

なーんだ。減っちゃったのね。
あんまりメリットないかもしれないわね。
いえいえ、そんなことはありませんよ。
52,000円寄付していたさゆりさんの例でいうと
以前は、26,000円のお礼の品を頂いてたことになりますが、
これからは、15,600円のお礼の品がいただけます。
減ってはいるものの、2,000円で15,600円の品物がいただけるんですから、やっぱりお得なんです。
本当に次年度の住民税が控除になってるか怪しい
これが、一番気になるところですが大丈夫です。
きちんと反映されていますし、数字で確認することもできます。
順番にで紹介しますね。
住民税というのは、所得税のようにすぐに徴収されるものではありません。
反映されるのは、次年度の6月からになります。会社員の方は、住民税決定通知書という細長い書類を6月分のお給料明細と一緒に受け取っているのではないでしょうか。
これに、今年度の住民税が記載されています。
寄付金控除額は、左下の概要に記載されています。
もしも記載がない場合は、中央の税額の欄の税額控除⑤という欄が2か所あります。(都道府県税・地区町村税それぞれ)
ここの数字を足して、2,500円引いた数字が、寄付金控除額です。
さゆりさんの場合
52,000円(寄付金総額)-2,000円(自己負担額)=50,000円(寄付金控除額)
50,000円になっていれば正しく控除されているということになります。
ただし、これはワンストップ特例制度を活用した場合です。
私もそうですが、
- 6か所以上にふるさと納税をした場合
- ふるさと納税以外にも確定申告の必要がある場合
こういった場合は、確定申告での控除申請となります。
確定申告した場合は、一部が国税還付金として自分で指定した金融機関に振り込まれます。
残りの金額は、ワンストップ特例制度と同じく住民税決定通知書に記載されています。
確定申告した場合
寄付金総額―2,000円(自己負担額)=税額還付金+寄付金控除額
まれに控除漏れがあるかもしれません。
確認は必ずして、間違っていた場合は、お住いの自治体い問い合わせましょう。
税金が安くなるのではありません
勘違いされている方がいらっしゃるといけませんので、繰り返しになりますが
- ふるさと納税は、住民税の前払いをしているということ。
- 在住の自治体へ払う予定の住民税の一部を他の自治体へ払うということ。
- 住民税の一部が限度額のこと。
- 限度額以上の寄付をしても控除は増えない。
我が家が頂いたお礼の品
毎年だいたい決まったラインナップなんです。
肉、米、ウナギ、桃
5割還元の時は、お食事券をいただいて、いつもは行けない高級ランチを夫婦で楽しみました。
- 熊本県球磨群あさぎり町の馬刺し
- 北海道根室市の帆立貝柱1.2キロ
- 佐賀県上峰町の鰻4本
- 同じくお米11キロ
- 千葉県勝浦市の西京漬け
- 長野県松川町の桃5キロ
- 三重県多気郡明和町のお米20キロ
今年、初めてお願いした熊本県球磨群あさぎり町の馬刺しは量も多くてとてもおいしかったです。
こんなの東京で買ったら3,000円(1万円の寄付です)じゃ絶対買えません。
北海道根室市の帆立貝柱はお刺身で3回ほどいただきました。
沢山入って上手に冷凍されているので、欲しい分だけ解凍することができて、おいしく便利にいただけました。
お礼の品の選び方
最初に必ず楽天市場で探します。
楽天市場でふるさと納税をすると、ポイント還元があるからです。
しかし、必ず楽天市場でするわけでもないのです。
なぜなら、サイトによって取り扱う自治体が違うからです。
楽天市場で検索しながら、結果はふるさとチョイスから寄付することが多いです。
同じものなら迷わず楽天市場で寄付します。
ふるさとチョイスは扱いが多い分お得なお礼の品に行きつく確率が高いです。
お米はとても人気がありますが、同じ1万円の寄付でもその量は、自治体によってさまざま。
当然銘柄品質にもよりますが、うちはとにかく量優先です。
片っ端から納税サイトをサーフィンします。
その時にもよりますが、ふるさとチョイスに決める確率が高いですね。
お米は競争率がとても高く、私のような方がたくさんいらっしゃるみたいで、人気の自治体は早くになくなってしまいます。
私は、遅くても2月までにはすべての申し込みを完了することにしています。
まとめ
ふるさと納税は全然怪しくない、寄付金控除は簡単に確認できることが、わかっていただけましたでしょうか。
ふるさと納税は、サラリーマン家庭で、源泉徴収により節税の道が少ない私たちの、少しでも節税できる貴重な場なんです。
沢山納税されている方は、面倒くさがらずにやってください。
食費がすごく助かりますし、美味しいものが食べれて癒しにもなります。
それに、少しでも地方貢献できます。
東京は、税が減ると嘆いていますが、今回のコロナショックの時に東京都がいかにお金持ちかが、浮き彫りになりました。
地方はお金がないからすぐには補助金制度も作れない状況ですもんね。
少しは多いところから少ないところへ流れてもいいのではないでしょうか。
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