あこがれの田舎暮らしは理想通りなのか?

老後不安のないお金のはなし

定年になったら、大きなお庭で家庭菜園をやりながら、空気がおいしい水がきれいな場所で第二の人生を始めたいと思う方も少なくありません。

そんな方の夢を壊すつもりではなく、冷静に判断していただければいいなっていう思いでこの記事を書きました。

私田舎に住んでいました

今は旦那さんの転勤で東京に住んでいますが、生まれてからずっと大阪府に住んでいました。

大阪は都会でしょう?ってご存知ない方には言われるんですが、大阪の大半は自然豊かな田舎なんです。山あり海ありって感じです。

車で10分も走れば湧水が手ですくって飲めちゃう場所があったり、キャンプ場もバーベキュー場もいっぱいありました。

春には山菜取りでワラビやゼンマイがタダで食べられましたし、近所のおじさんが朝堀タケノコをくれたり、義父が畑で野菜を作ってくれていたので、野菜はほぼ買わなくて済んでましたね。

のりこ
のりこ

やっぱり田舎は生活コストが抑えられるから年金生活も楽にクリアできそうね。

住んでいたからわかる事実

逆に私が思う田舎ダメポイントは、こんな感じです。

  1. 車がないと生活ができない。
  2. 交通機関の運賃が高い。
  3. 自治体が貧乏なので、東京のようなサービスが少ない。
  4. 最低賃金が低い。
  5. 物価が高い。
  6. 道が暗い。

車がないと生活ができない。

公共交通機関が発達していなくて家から駅まで歩いて行けない所がほとんどです。

山手なので、自転車はとてもハードです。だから、車は必須です。

私は、16歳で原付の免許を取得し、18歳ですぐに車の免許も取りました。

だいたい一世帯に2台以上はガレージに車が停まっていますよ。

家族が多いお家は、駐車場を借りて3台4台と所有してます。

土地が安いから住居費が安いとはいうものの、車の維持費はばかになりません。

最近高齢者の自動車事故が社会問題いなっていますが、田舎ではなかなか免許返上が出来ないのが現実なのです。

交通機関の運賃が高いし本数が少ないそして買い物難民に

人口が少ない田舎は、利用者が少ないため、バスや電車の運賃も高いんです。

そして本数も少ないです。

車に乗れない人は、どんどん引きこもりになってしまいます。

実家の近くに一軒だけあった食料品スーパーも今は、老人ホームになってしまいました。

人口が減っていき経営困難になったんですね。

しかし、住人はたまったもんじゃありません。

車に乗れないお年寄りは、本数が少なく運賃の高いバスに20分乗って買い物に行かなくてはいけないんです。

自治体が貧乏なので、東京のようなサービスが少ない

東京はやっぱりお金持ちなのです。今回のコロナでも証明されました。

東京都の高齢者対象に交通機関が乗り放題になるシルバーパスは、実家の母が感動しておりました。

私がまだ大阪にいた15年前は、中学校給食もありませんでしたし、教室にエアコンもありませんでしたが、東京は全て完備されていました。とにかくすごーく差があるんです。

最低賃金が低い

2020年東京都の最低賃金は1013円、大阪は964円です。これは、物価の差から割り出されているものなのでしょうね。住居費は確かに安いかもしれませんが、車の維持費もばかになりませんし、トータルで考えるとそんなに差がないと思います。

そして、仕事も少ないです。ですから、定年後に小遣い稼ぎで働きたくても職場が見つからない可能性が高いです。

物価が高い。

意外かと思われますが、食料品は東京より高いですよ。

人口が少ないところにはお店が少ないですので、価格競争も生まれません。

東京みたいな有名商店街は成り立たないので、買い物は大型スーパーまで車で出かけます。

スーパーの商品価格は、一定価格ですのでびっくりするような安売りには出会えないんです。

道が暗い。

お店も少なく、住宅も少ないので、夜になると町がとっても暗いんです。

小学生の下校時には親御さんが心配して、車でお迎えに来るおうちがいっぱいです。

駅から帰る女性が不審者に追いかけられることもしばしばなんです。

田舎は平和っぽく見えますが、暗がりの犯罪は多いですよ。

田舎に住むのは若いうちからのほうがいい

田舎暮らしに向いている人はこんな人だと思います。

  1. 体力と気力のある人。まめで動きのいいひと。
  2. フリーランスなど会社の縛りのない人。またはこれからその土地で何か始める人。
  3. コミュニケーション能力の高い人。

仕事の問題があるので、定年後の移住を考える方が多い訳ですが、新しい土地に慣れていくためには体力も気力も相当必要です。

田舎の方は、親切で優しいですが、それも慣れてからの話で、最初はよそ者という目で見られてしまう覚悟が必要です。

待ちの姿勢ではなく、自分から常識あるコミュニケーションを心掛けることが大事なのです。

少しだけ体験してみる

でもやっぱり、定年になってから行きたい!と思う方は、田舎で賃貸住宅を借りて車に乗れなくなる年齢まで住んでみることをお勧めします。

退職金を終の棲家に充ててしまう方もいますが、そうなると融通が利かなくなりますし、後悔しても後戻りできませんからね。

退職金は老後の大事な生活費ですから。大胆に使うのはやめましょう。

実際、私の両親も旦那さんの両親も、高齢ですが、大阪の田舎で自動車免許を手放せずに暮らしております。

長年その土地で家を建てて暮らしてきていますので、よそへ引っ越すことは考えられないようです。子どもは心配ですが見守るしかないんです。

まとめ

人間はないものねだりですからお隣の芝生は青々とみえるものです。しかし実際はそんなでもないことがほとんどかもしれません。

高齢になったら特に必要なことは・・・

  • 交通の便がいいこと
  • 病院が近いこと
  • 買い物が近いこと
  • お金があること
  • お友達がいること

こんなことが、非常に大事だと思うんです。

だから、冒険は若いうちにがお勧めです。

私は、両親の介護などで一時期大阪へリターンすることがあるかもしれません。持ち家がないので、その辺りは自由です。

ですが、最後は東京で迎えたいというのが本音です。

いかかだったでしょうか。

冷静に見直してみると、今の暮らしは悪くない。むしろ自分に適した幸せなくらしじゃないかと、見落としていた幸せに気付いてくだされば嬉しいです。

そして、それでもやっぱり田舎へ移住を考えたいと思った方は、本物だと思います。

リスクが分かっているうえで実行するのと、現実を知らないまま移住するのとはぜんぜん違うのできっと楽しい老後になるでしょう。

いずれにせよ後悔がない老後にしたいものです。

コメント

すみっこ

50代主婦。
3人の子育て期を完了。第二ラウンドの鐘が鳴った。
老いるからだと戦いながらも楽しく生きてくための試行錯誤しています。
暮らしは地味に小さくを心掛け、全国を旅行しようと目論んでおります。

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