自転車より力持ち、
自動車より安い
それが原付(スクーター)
私の原付歴は、38年となりました。
うちからの交通手段がバスしかなかった16歳の頃。
テスト前にいつもより早くうちに帰って勉強しろよと、短縮授業になったところで、その時間帯のバスが1本もなかったりして、結局1時間もバス停で待ちぼうけか、1時間かけて徒歩で帰るかの究極の選択。
そんな無駄な時間が嫌で嫌で、すぐに原付免許を取りに行ったのです。
本当は、校則で禁止されてる原付通学でしたが、あまりに不便な環境に最寄りの駅までの移動ならと、親も反対しませんでした。
私が免許を取った頃は、原付は大変人気がありまして、
ピンからキリまでありますが、だいたい5万円くらいで買えちゃいましたし、ヘルメットも被らなくてよかったんですよね。
40年近く経過して、原付が売れなくなっちゃってるらしいですね。
原付の経費
原付は、免許が必要です。でも、車みたいに自動車教習所に通う必要もなく、試験場で試験を受けて受かったら、免許がもらえるという実に簡単に取れてしまいます。費用も、私のときで5,000円くらいだったと思いますが、今も8,000円くらいとそんなに値上がりしてませんね。
原付の魅力は、維持経費が非常に安いということです。
- 軽自動車税が、2,000円
- 自賠責保険が、1年で7,070円で5年の長期に入ると13,980円
- 車両代は、新品で13万円ほどでした(もちろんピンキリあります)
- ガソリンが少なくて済む(月に1500円ほど、乗る頻度に寄ります)
- 1年に1回程度オイル交換1,400円
大きなバイクや自動車はしっかりした駐車場が必要ですから、その費用がプラスされます。しかし、50cc以下の原付なら、駐輪場完備の賃貸であれば無料で置かせてもらえるところが多いです。
買い物へ行った時の有料バイク置き場にしても200円くらいで1日駐輪できますからとてもコスパがいいです。
燃費だってものすごくいいです。
カタログ表示で言うと、今の原付は、1リットル70~80キロだそうです。これは、すごいですね。実際は、走り方や環境にもよりますから、そこまで伸びませんでしょうが、昔の原付よりもはるかにガソリンが減らないと感じています。
東京へ転勤してきたころは、冒険心旺盛で、子供たちが学校へ行ってる間に原付で遠出を楽しんでましたが、今はほとんど買い物に使用するくらいですから、ガソリンスタンドに月に1~2回くらいの頻度で行きますかね。とにかくガソリンが持ちすぎて、メーターを見る習慣が無くなりうっかりぎりぎりまで気づかなかったこともしばしば・・・ですが万が一ガス欠で止まっても、押して歩くことが可能なので、車ほど大変ではありません。
メンテナンスは大事
自動車に合って、原付にないもの、それは車検です。車検がないからと言って、定期的にメンテもしないで乗っていると思わぬトラブルで大きな出費や事故にもつながります。
そのために極力家から近いバイク屋さんで購入を決めました。
バイク屋のおじさん曰く、タイヤの空気は3か月に一回は入れにおいでよってことです。
タイヤの空気が少ない状態で走ってると、ホイルとタイヤの接着面が外れてしまうトラブルが発生しやすくなります。原付のタイヤは、自転車みたいにチューブは入っていませんので、そのようなトラブルになったりパンクした時点で、タイヤ交換が必要になってしまいます。
タイヤを長持ちさせるためにも、タイヤの空気は期間を守っていれてあげるようにする、そして急ブレーキを極力使わないことが大切。急ブレーキはタイヤの溝を浅くしてしまうので・・・
私の原付も、つい先日タイヤがダメになって交換してもらったところです。
いつ購入したかな?と購入日を確認してみると、13年前となっていました。13年目にしてタイヤ交換という大きな出費に見舞われましたが、それも8,800円、なんともリーズナブルです。
忘れがちなのは、オイル交換。
バイク屋のおじさんは、何キロ走ったら、何月何日交換っていう目安の書いたシールをオイル交換のたびに貼ってくれます。私の場合あまり距離を走らないせいか、2年に1回くらいしかしてないような気がするなあ。本当はもっとしてあげたほうがいいのでしょうが。
自賠責保険は5年に加入
自動車でもバイクでも必ず入る義務があるのが、自賠責保険。
中には、保険に入らないで乗っているなんて人もいるようですが、自賠責保険に入らなければ、もちろん罰則が科せられます。
- 6か月範囲内の免許停止
- 50万円以下の罰金または1年以上の懲役
原付の自賠責保険なんて、この罰金に比べればすっごーく安いのに・・・なんで入らないんだろ?
結構更新を忘れててそのまま乗ってる場合が多いんでしょうか?
自賠責保険は、1年から5年と5段階で加入期間を選べますが、1年よりも5年に入るほうが間違いなくお得になってます。
私は、この先も結構長く乗るつもりなので、常に5年で契約しています。満期が来ればちゃんと保険会社さんがお知らせを送ってくれますから、更新で~ってお返事しておけば簡単に更新OKです。
自賠責保険に加入する時も更新する時も、ナンバープレートに貼るシールを送ってくれます。このシールに期限の数字が書かれてますので、警察に止められたら必ずここはチェックされますよ。シールは忘れずに貼りましょう。
もしも途中で買い替えたら
5年の自賠責に入っていて、途中で原付を買い替える場合も大丈夫です。
加入中の保険会社さんに電話すれば、新車への保険移管手続きを促してくださいます。
原付には短期間しか乗らないかも、車の免許を取れば原付は処分するなどの予定がある人を除けば、自賠責保険は5年契約がお勧めです。
あとどれくらい乗れるんだろう?
調べてみると、原付バイクは2~3万キロを走ると、よりマメなメンテナンスが必要になると書かれていますが、自動車みたいに走行距離で、寿命が尽きてしまうのではないようです。
因みに私の原付を走行距離を見てみたら、9190.9キロメートルと表示されてました。
えー?まだまだ3倍ほど走れるから、あと20年は固いね。と思ったのですが、実は原付の走行距離メーターって1万キロ以上が表示できなくて、またふり出しのゼロ表示に戻ってしまうらしいのです。だから、この表示は、9190.0キロメートルなのか、19190.9キロメートルなのか、はたまた29190.9キロメートルなのか、今となってはわかりません。それだけ意識してみてなかったわ。反省。
長持ちさせたかったらこうしてね
- 乗らなすぎるのは、ダメです。放っておくとエンジンが結露で傷んでしまうんですって、マメに乗るか、エンジンだけでもかけてあげたほうがいいんですね。
- 丁寧な保管。できれば屋根付き、出なければカバーをしてあげる。うちはカバーが風で何度も飛ばされちゃって断念してしてしまい、今は雨ざらしです。かわいそうに・・・
- オイル交換は6が月に一回。(@_@;)えー?私ダメダメじゃん。今週にでもオイル交換行ってこよ。
- タイヤは毎月空気を入れる。これもサボっとるな・・・
- バッテリーの寿命は4~5年。うちも一回交換してますよ。
意外にも乗らなさすぎがダメだとは、知りませんでした。
結構私の原付ちゃんへの扱いは、間違いだらけですね。反省反省。
もっともっと走ってもらうために、メンテナンスにはお金を惜しまないようにしたいと思います。
自動車は贅沢だけど自転車だけじゃ困るときが多い
公共交通機関が発達している地域に住んでいると、自動車を持つことは、毎日お金が流れていくことのように思います。
- 駐車場代
- 自動車保険
- 税金
- 車検
- ガソリン代
- 出かけたときのパーキング代
我が家も東京で半年ばかり自動車を所有してましたが、計算すると1年で80万という金額が出てきて、急いで処分しました。
しかし、日ごろの買い物は家族が多ければ、荷物も多くなるし、食べ盛りがいる時期には、買い物の回数も増えて結構な負担になりますよね。
自転車で、牛乳やお米を運ぶのは大変危ないし、もっと買う必要があるのに買えないジレンマが生まれます。
これを難なく解決してくれるのが原付です。
前かご、後ろの荷台、シートの中、足元とこれだけ荷物を置くスペースがあって、なお且つエンジンが運んでくれるのでたいして体力も使わずに、大量の買い物を一度で済ますことができます。
お店のはしごも結構可能です。
原付は、我が家の節約に一役も二役もかってくれました。これからもそれは続くでしょう。
もっと大切にしなくてはいけませんね。反省反省(≧▽≦)
今日も遊びに来てくださってありがとうございます。(≧▽≦)
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