不労所得で生活できたらどんなに幸せでしょう。
お金の不安からは解消されます。老後生活の心配もいりません。
そんな夢のような暮らしにあこがれて、不労所得を増やそうとあがいている私のお話です。
利子で生活できる時代もありました
30年前、私はまだ独身OLでした。
全く計画性のない私を心配して、母が毎月お給料から、70,000円を郵便定期に積み立ててくれました。
その時は、毎月70,000円も持っていかれるのには非常に不満でしたが、後々感謝することになるのです。
全く金融リテラシーのない私は、利息の割合など興味も知識もなかったんです。
数年して結婚し、母は郵便定期の通帳を持たせてくれました。通帳には積み立てた金額のみ記載されているので、いくらになっているかは10年後の満期時までお楽しみということでした。
積み立て期間は3年ほどでしたので、トータル250万円ほどでした。
結果を先に言うと、なんと
約450万円に成長したんです。
これが、当時の利息の力です。当初の利息は6%くらいありました。これが複利で増えていくのですから最強ですね。
それでは、現在の郵便定期の利息はっていうと・・・
0.002%・・・(*’▽’)え?
30年前の3000分の1なんですよ。
お金が一定期間縛られるにもかかわらず・・・
100万円預けて1年後は、1,000,020円というわけです。
ノーリスクハイリターンの時代は、当に終わっていました。
保険の時代も終わっていますよ
またまた私事ですが、母は私が結婚するときにまとまった現金300万円を持たせてくれたんです。
私は、そのお金全額で3つの保険に入りました。
- 旦那さんの生命保険終身
- 私の生命保険終身
- 私の個人年金保険10年
全て一時払いなので、その後は全く支払いなしです。
最近ライフプラン表を修正するのに保険の資料を見返していて、返戻率を計算してみたんです。
私の個人年金保険は返戻率は582%・・・(*’▽’)すばらしい
元金が100%なので、482%増えたってことです。
例えば100万円が35年で582万円になったと言えばわかりやすいですね。
これは平成4年に加入したんですが、昭和51年~平成5年までの貯蓄型保険はお宝保険と言われているらしく、ちょうどそのころ入った3つの保険は全て返戻率が抜群にいいのです。
しかし、現在の個人年金保険の返戻率は110%ないですね。
40年近く拘束されて10%しか増えないとは残念です。
確かに元本は保証されますし、銀行に預けるよりも少しはまし???かもしれませんが、昔のような旨味は全くないです。
保険大好き日本人は頭を切り替えなくてはいけない時代がきてますね。
株で配当をねらう
利息もダメ、保険もダメ・・・
そして、次の作戦は株の配当金でした。
株式投資を始めたのは2005年で、もう15年になりますが、全く素人のまま成長していません。お恥ずかしい。
これは、言い訳しようもなく勉強不足が原因です。
2018年までは、キャピタルゲインを目的に売買していました。知識ゼロに近い割には、15年で350万円の黒字で納まっています。
多分ビビりな性格のおかげなんでしょうね。あまり冒険はせずに少しずつやってきたんです。
リーマンショックの時は、怖くて動けませんでしたが、その時持っていた株がほとんどなかったことは本当にラッキーでした。
暴落の最中、少しだけ買った株がありまして、ひとつは、ホッコクというラーメンチェーンの株80,000円、もう一つはドクターシーラボという医薬化粧品メーカーの株145,000円。
今は、二つとも手元にはありません。
ホッコクは2012年倒産して紙くずと化しました。( ;∀;)バイバーイ
そして、ドクターシーラボは、2018年アメリカのジョンソンエンドジョンソンという会社にTOBされて80万円以上の利益確定できました。( `ー´)ノ
この時結果的に得したせいなのかどうか、ホッコクの失敗が全く役に立っておらず2019年大失態を犯します。
2019年トランプ大統領の就任やアベノミクスのおかげで、株価は好調でした。
そんな折、旦那さんが会社辞めたい病を発症してまして、我が家は危機に面しておりました。
こんな時、働かずしてもらえる配当金があったら、この不安も少しは軽減されるのではないか・・・と、今ある貯蓄の一部を高配当株に投資する作戦を考えたのです。
あせりもあって、高値圏であるにもかかわらず、JTたばこ株と日産車株、日本郵政、NTTドコモ、KDDIなどを買い集めました。
そして、最初に転んだのは、日産。ゴーン問題で株価は急落。損切嫌いなので逃げられませんでした。
次は日本郵政。お国絡みだから大丈夫と高をくくっていましたが悲惨です。
JTも、最近のたばこ排除の傾向で株価は下がる一方でした。
やはり焦りの選択はいい結果を生まないですね。数ヶ月待っていれば絶好の買い場に資金もりもりで望めたんですけどね。
そしてとどめを突いたのが今回のコロナショックです。含み損はなんと100万円越えしました。(ToT)/~~~
そんな泣きっ面に蜂状態ですが、意外と平気な自分に少し驚いています。
15年間の投資経験(偉そうに言うなー)でリスク許容度が広がっていたみたいです。
久しぶりに見る大暴落に少しワクワクしながら、含み損には目をつぶり、高配当株を買いあさりました。
初のアメリカETFにも挑戦しました。
その結果
日本株 220万円
アメリカETF 704万円
トータル900万円以上購入しました。
ビビりがビビりでなくなると恐ろしいですね。
いずれも高配当株です。この急落で、配当率はめちゃくちゃに上がっていました。
今回は、一人で決めず、旦那さんと二人三役で購入していきました。
配当は、確実性のないものです。ですから、今の配当率は絵にかいた餅とも言えますが、この先長期保有(できれば死ぬまで)していく中で、インカムゲインが増えていくことを信じています。(もう買っちゃったから信じるしかないので)
想定では、100万円近くの配当がもらえますが、それは当分先のことになりそうです。会社の業績回復を祈るばかりです。
配当というのは、元本をキープしながら、生み出す不労所得です。
仮に年間100万円 もらえたとしたら、月に83,000円が生活費の足しにできます。
年金生活に入れば、これは非常にありがたい不労所得です。
インデックス投資でがっちり
株式投資は、リスクが高めアクティブな投資方法です。
なので、リスクが低めのインデックス投資も同時に進めています。
以前の商品は手数料が非常に高いものが多かったので敬遠していましたが、積み立てNISA制度が出来てからは飛躍的に良心的な商品が増えました。
これも長期保有すればするほどリスクは低くなるというデーターが出ています。
むしろ、高配当株投資よりも安全で確実に資産が増えます。分配金は払い出しせず複利効果を生かします。結果が良ければ7%もの利益も見込めます。
高配当のように配当は受け取れませんが、4%ずつ配当というつもりでとり崩していけば元本は減らないという出口戦略があるようです。
これも、不労所得と言えますね。
50代であと何年生きられるかはわかりませんが、積み立てNISA制度のある2037年までは制度ガッチリ積み立てしていくつもりです。
まとめ
不労所得は誰もが欲しいあこがれです。
これからの時代は自分で自分を守る時代ですから、出来るだけ早めに何らかの方法を試していく必要があります。
今回のコロナショックは株価の大暴落を招きましたが、そもそも株は下がったり上がったりするものです。長期積み立て投資においては、暴落があるほうがむしろ勝ちやすいんです。
長期であればあるほどリスクも低くなるわけですから、早く少しずつ始めてください。
あんぜんに不労所得を得るために必要な事
- ご自分のリスク許容度の範囲で
- すぐに必要なお金は投資しない
- 途中でやめない
株価暴落は10年くらいのスパンでやってきます。過去の歴史からそれが読み取れます。
でも、下がり続けた歴史はありません。必ず夜明けが来るということです。
ところで、100万円以上あった含み損ですが、今日の時点で含み益100万以上にプラ転いたしました。ヽ(^。^)ノやめられまへんな~
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