私の中に宿ったモノに対する尊い思考

ミニマリスト持ち物
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こんにちは~

先日クリーニング店から、お誕生日39%割引のはがきが届きました。

これを待っていたのです。

しまい込んだ冬物アウターを出す

最近はクリーニング不要の服を持つように心がけてはいるものの、どうしても家で洗うのが不安な衣類がやっぱりある。

  • 旦那さんのスーツ
  • ダウンジャケット
  • 型崩れさせたくないちょっといいコート

長く愛用するためには、時にお金をかけてのお手入れが必要である。

コートやダウンは、単価が高いゆえに割引セールがありがたい。

クリーニングはまとめて出すと1万円くらいになることもあるから、この39%OFFを活かさない手はないのだ。

待ってましたとばかりに、冬物たちをしまっている次男の部屋の押入れを開けた。

ハンガーに掛かったコートやスーツ5着を取り出した。

すると何やら白いフワフワしたものが飛んできた。

ギョッとしてみてみると、10年以上愛用している旦那さんのダウンジャケットに穴があいている。そこからフワフワと中のダウンが飛び出していたのだ。

わ!(;゚Д゚)虫食い?

瞬時に、このダウンジャケットとのお別れが頭に浮かんだ。

ダウンジャケットとの出会い

そういえば、このダウン・・・もう10年以上も着ているもんね。

イトーヨーカ堂で、赤札がついているそれだったけど、他のダウンジャケットにない魅力を感じて購入したんだっけ。

  • 軽さは半端なく
  • 黒でもなくグレーでもなく紺でもない深みのある上品なカラー
  • 安っぽくない光沢感

たいていは失敗する衝動買いだったけど、この品に関しては大成功だった。

まさにお値段以上とはこのことだ。

10年以上経っても布地に劣化は全く見当たらず、中のダウンが飛び出すこともなく、相変わらずの上品な光沢感を保ち続けていた。

しかし、たまにこんなことを思う。

こればっかり着てていいのか?

正確には、これしか着せてなくていいのか?だけど。

妻として、旦那に同じものを何年も着させてる罪悪感みたいな。

そんな気持ちから、お店に新しいダウンジャケットを見に行ったこと数十回。

しかし、これ以上のものにはとうとう出会えなかった。

そりゃー金に糸目をつけないなら別だと思うけどね。

今のダウンにかけた金額を目安に同じレベルのものは一切見つからなかったのだ。

そして、ついに結論が出た。

新しいダウンジャケットが欲しいわけじゃない、お気に入りのダウンジャケットが必要なんだ。

それならもう手に入っているじゃない。

とことんお気に入りと過ごせばいいじゃないと・・・

そこまで思わせるほどのダウンジャケットに初めて不都合が出たのだ。

狼狽えるのも仕方がない。

遂にお別れか・・・

しかしよくよく観察してみると、穴はまっすぐなライン状に縫い目に沿って2センチぐらい開いていた。

これは虫食いではなく縫い目のほつれのようだ。

この時また邪心が浮かぶ。

相当着倒してるし、もう買い替えなさいのサインなのではないか?

いやいや、違う。

今日は暑い。すごい猛暑である。

そんなときにダウンに触るのもためらわれた私は、一刻も早くこれから手を引きたいと考えてしまってたのだ。

そんな一時の感情で、これを手放していいのか?

今まで10年以上も代わりになるものは見つからなかったのに。

そう自問自答した結果、私の技術でできる範囲で修理してみるという決意をした。

そして、家にいる旦那さんに今起きている事実を告げ、私の決意も伝えた。(大げさ~笑)

そうできるなら嬉しい!!(*^▽^*)

こんな即答だった。旦那さんもこのダウンを大事にしてるんだね。

こうして、久々にミシンを引っ張り出してくることになった。

修繕

修繕と言っても、ほつけた部分を上から抑えるようにまっすぐ縫うだけ。

なんの技術もいらない。

ただ、暑い中ミシンをよっこらしょっと出してくることと、蓋つきの収納にしまい込んだミシン糸を探すことがしんどいだけ。

なんとか探し出して、修繕したのがこんな感じ。

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若干糸の色が違うものの、そんなに目立たない場所なので私の技術でも問題ないようだ。

穴は、見事にふさがり、このままクリーニングへトライする。

もしもクリーニングに耐えられなかったら、その時はお別れもあるかもしれないが、

出来ればとことんこのダウンジャケットと付き合いたいと思えた。

私の中に生まれた尊い思考

ちょっと前までは、捨てて捨てて、少しでも家の中のモノを断捨離することばかりを考える日々だった。

それは、安くていいものが出回るデフレ社会と安易にモノを買って不便を補う足し算思考の結果でたいして使わないモノに部屋を占領されていることに気が付いてからだった。

モノを減らしたら、いいことが起きた。

家で引きこもっていた長男が、徐々に元気を取り戻し、社会復帰をし、ついには結婚して、孫まで抱かせてくれたのだ。

こんな奇跡が、モノを処分し家を整えることで起こった。

そして、私は穏やかになれた。

その時から、声を荒げて怒ることは一度もない。

そして生きるのが楽で楽で、幸せで幸せで・・・

しかし、人間は生きているとモノが必要になる。

縄文時代のような服装ではさすがに、外にも出られない。

私は、モノへの向き合い方第二ステージへと駒を進めた。

最低限のモノでの暮らしを続ける方法。

ここは、安易に考えてはいけない。

安易にモノを家に入れてはいけない。

必要だ!となった時。

立ち止まって考えること。

外に意識を向けないこと。

家の中に意識を集中すること。

そうすると、見えてくることがあるのだ。

今回ダウンジャケットの穴を自力で塞いだ事で、これが私の求めてる生活だ!!って感じがした。

とことん着倒して穴が開いたから買い替えることって今まであっただろうか。

たいていは、今着ているものに飽きて、新しいものに目移りして、入れ替え作業を続けていただけ。簡単に入れ替えたモノにとことん着れるほどの愛着はうまれるだろうか?

今私に宿ったこの思考は何物にも代えがたい尊いものだ。

この思考で、今持っているモノを見つめると、ひとつひとつからメッセージが発せられているのに気が付く。

白いスニーカーが、真っ白でなくなってきたから、そろそろ買い替え時かな?って思ってたけれど、もう一回きれいに洗ってみてみようとか・・・

5年以上も履いているショートブーツ。買い替えたいけどいいものが見つけられないと、不満に思っていたけれど、出会いがないのはこのブーツがまだはけるからに違いないとか・・・

そしてもう一年、もう少しと使い続けて、ついに穴が開いてしまったとき、きっと買い替えるべきニューフェースとの出会いがあるだろう。

世の中とはそういうものらしいよ。

今日も遊びに来てくださってありがとうございます。(*^▽^*)

コメント

すみっこ

50代主婦。
3人の子育て期を完了。第二ラウンドの鐘が鳴った。
老いるからだと戦いながらも楽しく生きてくための試行錯誤しています。
暮らしは地味に小さくを心掛け、全国を旅行しようと目論んでおります。

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