投資スタイルにはいろんなものがありますが、誰でも最初からこれにする!と同じ投資を続けている人は少ないんじゃないでしょうか。
長期で経験を積むからこそ、自分に合ったスタイルが確立されていくんだと思います。
それ故に50代からの急な投資は、辞めた方がいいと言われるのはそこですよね。
もう・・・おそいんや・・・
って言われると、寂しい50代。
経験者端くれとして、50代からでもありかなって思う投資のお話をしたいと思います。
株主優待投資の桐谷さんも投資経験37年
株主優待で生活するおじさんと言えば桐谷さんが有名ですね。
株式投資のスタイルは、昔からああいうふうではなくて、元々はガチなトレードを時間を惜しんでやってたんだそうです。
投資で3億もの資産を築いてるんですからそりゃーもう本物ですわ。
ところが、あの2008年リーマンショックで一気に資産を減らしてしまい、そこからは株式投資のスタイルを徐々に変えてこられたそうです。
お金はタダのツール
トレードに四六時中翻弄され、パソコンにかじりつく日々は結構空しいもので、そんな時間の流れ方に疑問を持ったのだそう。
気が付けば、金を追いかけることばかりに時間を使っているほどもう時間は残ってないってことに気が付て、短期売買から長期保有スタイルに替えていったそうです。
株でお金が増えてくときは興奮するんですよね~私も少しは体験ありますよ。
その反対の体験の方が多いですけどね。(;^ω^)
お金を自分が操っていると思ってるんですが、実はお金に操られてしまってるんですよ。
そして、その動向に一瞬たりとも目を離したら負けるという恐怖に覆われて・・・これじゃーお金があっても幸せではない。
しあわせは、お金の中にはないのです。しあわせの中にお金があるんです。
お金は、一つのツールと考えればいい距離感が保てるかもしれません。だけど、お金好きだからね~みんな。
失敗しながら自分のスタイルを確立
桐谷さんは、ほとんどの株を売らないのだそうです。
購入時にしっかりと調べつくしての事だとは思いますが、買ったら長期保有が基本。
そして、あらゆる分野に分散。これによって、株価下落のリスク回避をしているそうです。これも、長年の経験によって確立された居心地のいいスタイルなんでしょう。
株は、売るまでは損も得もないですからね。
持ってる間は、ひたすら自分のマインドとの勝負なんですよ。
自分の中にルールをしっかり設けていないと、周りの情報に翻弄されてしまいます。
私もまだまだ心の芯棒が太く育っていなくて、周りの風にゆらゆらゆらいでしまうんです。
JT日本たばこの配当が下ると発表されて、ネガティブ情報ばかりが飛び交って・・・私もついに損切をしてしまったのは、つい最近の話です。
そして、売ったとたんに株価が回復してきて、決算もよくなってと・・・こうなります。(T_T)
株は、買う時に最後の想定まで計画しておくのが正しいくて
勢いでは絶対にうまくいかないのです。
とはわかっててもやっぱりうまくいかないこともいっぱいあります。
一度も失敗したことない投資家がいないのも事実ですからね。
失敗をすると、心の芯棒が少しずつ太くなるんですね。
だから失敗はやっぱり必要。
失敗するのは絶対嫌、損するなんて考えられない・・・
だったら、ミスが小さく収まるように少しずつ参加するのがお勧めです。
個別株なら、ひと株投資が小さい手数料で出来る、SBIネオモバイル証券がお勧めですね。
単元未満だと高い手数料を取られるのが相場でしたが、いい証券会社が増えました。
いろんなスタイルで投資が学べるのでいい時代ですね。
100円から投資できる時代ですから、アイスを買う感覚で学んでみたら面白いと思いますよ。
ただ、株主優待は、決まった単元にならないともらえません残念ながら。
高配当投資
高配当投資とは、株の値上がり値下がりはおいといて、会社の利益からもらえるお年玉をもらうことを目的とした投資です。
この投資法は、何もなければ売らずに持ち続けて、そこからのお年玉(配当)をもらい続ける作戦。
私も高配当株を所有中です。
保有株からのお年玉は、毎年60万(税抜)以上もらえます。
月換算で50000円。
毎月夫婦で温泉旅行くらいならいけそうな金額でしょ。
年一回なら海外旅行にも行けまする。すごい!
このお年玉が一生もらえるなんてハッピーじゃないですか。
高配当株は、株価が安く買えれば買えるほど、そのお年玉は割がいいんですね。
だから、去年のコロナ騒動の3月4月はいい買い相場でした。
落ちるナイフは拾うな!って言う格言が投資の世界にはあるんですけどね。
私は血まみれ覚悟で掴みに行きました。
おかげさまで、傷が癒えた頃には相場は、元に戻ってまして配当も下がり気味でしたが、そこそこいい利率に戻ってますね。
これも、失敗から学んだことでしてね。
リーマンショックの時には、手も足もでなかったんです。
周りの情報も酷いもんでしたから、会社もいっぱい倒産するしね。
買ったらアホや見たいに言われてましたから。
なのにアホやったのは、アホやと言って買わなかった人だったと数年後にわかってきました。
今度は、アホの振りしようって決めてましたんで、躊躇なく買いに走れた次第です。
高配当投資を成功させたいなら、人が買わない時に買えるように次の暴落に備えて強いメンタルと、お金を用意してくださいね。

インデックス投資
高配当投資に加えて、インデックス投資も継続中です。
これは、毎月決まった額設定しておけば、証券会社が勝手に積み立ててってくれます。
インデックス投資は、株式、債券、リートなどを組み合わせてリスクが少ないようにデザインし、デザインが崩れてきたら、売ったり買ったりしてそのバランスを調整しながら長期で増やしていくものなんですが、うちのは、株一択。
50歳夫婦にはありえないバランスです。
バランスも何も一択ですからね・・・
リーマン来たら、3分の1になるけどよろしいの?って何度も心に尋ねてるんですが、まだよろしいって言ってくるもんで、そのままにしてます。
ただ、税金対策はしっかり使わせてもらって、NISA口座iDeCoを夫婦でフル活用。
投資信託の使い方は、4%がいいと言われています。
20年ほど育てたら、4%ずつ解約してっても元金分は減っていかないという神かかりな法則があるんですよ。
うちの場合は、16年後くらいから4%で毎年80万円が受け取れるよう積み立て中です。
毎年どれくらい受け取りたいのか、受け取るまでに何年時間が残っているのかによって、毎月積み立てる金額がわかりますね。
楽天証券の積み立てシュミレーションで、調べてみましょう。
思っているより増えるんで、楽しくなっちゃいますよ。

投資から広がる視野
私は、勉強が大嫌いで、本を読むのも苦手です。
だけどお金は大好きで、そのお金を増やす方法として、株を買ってみたんです。
勉強不足で買ったものは、いずれ失敗します。
それを体感しながら、嫌いながらも本を読み、情報を探し、研究もするようになりました。
怖いな怖いなと傍観してれば、痛みを体験することはないかもしれないけど、痛い目に合っても、経験してきてよかったと思えてます。
家事をしてパートに行って、時々ランチして、録画したドラマを見る。これだけでも十分幸せではありましたが、今はもっと楽しいです。
旦那さんとの話題は、株のこと、経済のことまで広がってきました。
子供が巣立つと夫婦の会話も無くなりがちですが、うちには同じ趣味(株)がありますので会話に困りません。
新聞を読むのが苦手な私に、かみ砕いて毎日の出来事を教えてくれる旦那さんは、私のポケトークですね。
50代の資産運用ありな人なしな人
一般論として、50代から積極的に投資するのは推奨されていません。
それは、経験のない人に向けた警告なのかな~って思います。
大きいお金を一気に手にする退職金。
人は持ちなれない物を持たされると変になっちゃうことがあります。
退職金は、基本死ぬまでの生活費だってことを忘れがちですよね。
その生活費を増やすのだ~って一気に投資するのは、馬券買うのと変わらないくらいヤバい行為です。
そのヤバさがわかっている投資経験者なら、こんな選択肢はないですから。
こんなヤバいことをしないために、投資を考えてるなら、50代でもやってみることです。
少しずつ試してみたら、ヤバいラインも何となくわかるし、自分のリスク許容度もすこしはわかります。
そのうえで、退職金をもらって考えられたら、きっと危ない橋は渡らないでしょう。
だから私は50代でも人によっては、投資はありだと思っています。
この人によってが味噌ですね。
- 健康に自信のない人
- 貯蓄があまりない人
- 国民年金だけの人
- まだ子供が当分独立しない人
- ローンがある人
こういう環境にあるならばお勧めはしません。
何度も言いますが、退職金は命をつなぐギフトです。
ご利用は計画的に・・・(;^ω^)
遊びに来てくださってありがとうございます。
ぽちりとしていただけると喜びます。(*^▽^*)
コメント