65歳でもらえるであろう年金額がわかったものの、その金額で一か月暮らしていけるのかがわからなくては安心できませんよね。
今の生活費が、すぐに答えられる方は、その金額に70%を掛けたものが、夫婦二人世帯の生活費目安です。

ぜんぜん足りそうにないんですけど~
生活費が大幅に肥満化している方は、この後の方法で一気に生活費のスリム化ができる可能性がありますよ。
大きく削れる項目からメスを入れる
生活費削減に取り掛かるときにやってしまいがちなのが、食費や旦那さんのお小遣いではないでしょうか。
確かに手は付けやすいのですが、これからやってしまうとデメリットの方が早く表れてしまいます。
食費は、頑張って削っても1万円くらいしか成果が出ない項目なので、あっさり土俵を下りてしまい、また元の浪費家計に戻る恐れがあります。
それから旦那さんのお小遣いにメスを入れるのは、ちょっと待って!
手取りの10%くらいの額であればそれ以上減らしてしまうのは仕事へのモチベーションに関わってしまうからです。
それよりももっと効率よく減らせる項目を探します。
うまくいけば、年間100万円以上削減できるんですよ!(^^)!
生活費を大幅に減らせる項目
- 住居費
- 車両費
- 携帯電話
- 電気、ガス会社の乗り換え
- 保険の見直し
住居費を見直し
持ち家の方にはこの項目は減らしようがありませんごめんなさい。
ひとり暮らしの場合はこの方法は大変効果的だし、現役の今から実行もしやすい項目です。家族で暮らしている方はすぐに実行とはいきませんが、二人暮らしになった時のために準備しておけば行動もスムーズになります。
この項目を修正できると一気に月5万円くらい削減できる可能性が出てきます。
賃貸の場合、
- 駅から10分以内
- 〇LDKの間取り
- 築浅
この3ポイントでかなりの家賃差が出ます。
二人世帯になれば単純に部屋数は少なくても暮らせますし広いリビングは冷暖房費がかかる無駄な空間。プライベートルームを持つくらいの贅沢だけ置いといて2DKとか2Kの間取りにすればビックリするくらい家賃が下がります。
現役で働いていた時とは違い、毎日電車に乗る必要がないなら、駅から少し離れたところでも不便を感じなくなるかもしれません。駅からの距離が5分でも離れると家賃はグッと抑えられます。
ネットで検索条件を入れる時は築年数を入れないと、いっぱい選択肢が上がってきます。築年数がいってても、リフォームがきちんとされいれば、快適な住空間になっている物件もたくさんありますので実物をたくさん見ることをお勧めします。
ただ、家にいる時間は確実に増えるので、譲れないところは妥協しないようにこだわり条件の欄にチェックを入れましょう。
- 南向き、南西、南東必ず南の方に向いた物件がお勧め。日当たりは、幸せ感にかなり影響します。
- 室内洗濯機置き場。寒い冬や雨の日の洗濯が辛くならないように。電化製品の寿命にも関わります。
- 風呂トイレ別。自分が風呂に入ってるときに旦那さんがトイレに行きたくなっても我慢しなきゃいけないのはかなり苦痛だと想像できます。
- 2階以上の物件だとエレベーターが欲しい。足腰が弱ると生活圏の階段は運動を通り越えて事故につながるので、5階でエレベーター無しの物件は家賃が安くてもスルーですね。
こんなにわがまま言っても築年数にこだわらなければ結構見つかるもんです。
だいたいの相場観を頭に入れておいて、二人暮らしになったら引っ越しを検討するといいです。
一般的に高齢になると、賃貸は貸してくれない可能性があるので、できればまだ働いているときの引っ越しがベストですが、築年数の古い物件は、なかなか借り手が付かなくて大家さんも困っている可能性があります。ネコでも貸したい物件も探せばあるということですので根気よくがなによりです。
私たちは、敷金、礼金、更新料扶養の東京の都営住宅の抽選に挑戦してみようと考え中です。
車両費見直し
都心に近いところに住んでいる場合は、車は手放します。持ってるとこんなにデメリットがあるからです。
- 駐車場を借りていれば年間50万円以上の維持費がかかる(うちは80万円かかってました)
- 運動不足になる
- 事故のリスクがある
車を所有をしないだけで年間50万円も削減できます。
必要な時にタクシーを使う方が所有するよりずっと安く済むんです。
今はカーシェアもあちこちにあって、安くで時間刻みに借りることもできます。これなら、保険も税金も、車検もかかりませんし、清掃もしなくていいので非常に気楽です。
車がどうしても必要な地域に住んでいる場合でも、軽自動車にすることでコストが下げられます。中古ならもっと節約パワーが出ますね。
携帯電話の見直し
一度契約してしまうと、乗り換えたりするのが面倒くさい。この性質を利用して儲けているのが携帯会社です。
菅政権がそこにメスを入れてくれたので、2年縛りも(一部?)無くなり、安いプランも豊富になり、選択肢が増えました。
今の携帯が絶対に必要な理由があるなら別ですが、ただ面倒なだけなら頑張って適切なところへ乗り換えましょう。これでうまくいけば月5000円ほど削減できます。
電気ガス会社の見直し
寒くても暖房を付けないとか、エアコンを我慢するとかそんな削減方法では、返って健康を害することにもなりかねません。
それよりももっと根本的に見直すのが、電気やガスの会社です。
自由化が進む中、競争で特典がいっぱいついている会社だらけです。
未だに東京電力や東京ガスで、乗り換えたことがない方は、ネットでシュミレーションをしてみましょう。先月の明細書をお手元に置いて、入力すれば、あっという間に安い会社順に出てきます。
乗り換えは簡単で工事もいりません。これで年間2万円ほど安くなる可能性があります。
保険の見直し
保険は入らなくてはならないという価値観はもうそろそろ終わりにします。
- 火災保険
- 自動車保険(車所有者のみ)
必要なのはこの二つだけです。
掛け捨てならば生命保険も、医療保険も不要です。
国民健康保険に加入していることがすでに医療保険に入っているのと同じだからです。
お子様もそろそろ成人されるなら、生命保険も減らすか、解約も検討します。
年金が足りないからと言って、今から個人年金保険に入るなんて絶対にやめましょう。それなら、保険料分を銀行貯金する方がずっとましです。
保険の利率が良かった時代はとっくに終わっているので、ただで保険会社にお金を貸しているいいカモになりませんように。
ただし1996年以前に加入した貯蓄型の保険は、お宝保険と言われているくらい利率がいいので、こちらの保険に入っている場合は大変ラッキーですから、解約しませんように。
私も実は、お宝保険に入っています。でも、もう一度保険証書を読み直してみてください。そこには、まだ減らすべき箇所があるかもしれません。
私の例です。
旦那さんの終身生命保険なのですが、生保の中に医療保険がくっついたタイプで毎月10000円の支払を、15年くらい支払いしたころで、保険の見直しをしようと保険証賞をじっくり読んでみたら、医療保険の部分が5000円(保険料の50%)も占めていることに引っかかりました。
掛け捨て医療保険なら3000円でもっといい条件で入れるのに・・・高い!と思い、この部分だけを外して、生保だけを残せないかを聞きに行くと、あっさり保険料が半分になりました。
もっと早く言っておけばと後悔するよりも、この先支払う25年の保険料が半分に削減できたことを喜びました。この生保は、70歳まで支払いますが保険金は保険料の2倍以上になるので、生き残った私の年金として払い続けます。
一緒になってると、勘違いしてしまうのですが、医療保険の部分はオプションである可能性が高いので確認する価値ありです。
無駄な保険をカットしたら月10000円くらい削減できたんではないですか?
うちの場合
東京に転勤してから17年になります。その時は、車持ってましたし、子どもたち3人ともまだ小学生で、これから学費がかかる時期でした。物価が高いと言われている東京で給料だけで生活していけるのかがとても不安でした。
この時大変運が良かったのは、便利な立地の社宅にほぼ0円で11年間住めたことです。
その社宅は、広さは3LDKと十分で、駅近でこれだけ言うと最高な物件ですが、
築25年以上、大変湿気がすごく、北側の部屋は寒くてカビだらけになります。タンスもスーツにもカビが生えちゃうんです。
だから、頭金を貯めて、家を買って早々に出ていかれる方が多かったですね。
私たちはその社宅にめいっぱい入居してその間にお金を貯めました。15万円の家賃を支払っている想定で貯めました。
大阪にいる時は、毎日乗っていた車も、バカ高い駐車場に何日も停めっぱなしでしたので、維持費が1年で80万円もかかることが判明しまして、売却を決意しました。
携帯電話も三大キャリアに乗り換えまくって出来るだけ安く抑えていましたが、キャッシュバックも無くなって、もうこれ以上安くならないとなってからは、見切って楽天モバイルに乗り換えて、携帯代は半分以下になりました。
電気は、自由化になった年に、ENEOS電気に乗り換え、その1年後にエルピオ電気に乗り換え、今はポイント支払い可能な楽天でんきで、半分くらいをポイントで支払うという一番効率的なポイント使いをすることによって光熱費を抑えられてます。
保険も医療保険は全て解約し10000円ほど削減しました。
このように運も手伝ってくれたおかげで東京に引っ越してから17年で、安心資産を作ることが出来て、おまけに貯められる生活習慣も身に付きました。
大きいポイントを削減できれば、日々の努力とかはいらないのです。ただ、面倒くささを乗り越えて、前より少しだけの不便に慣れることだけです。これができると不安な老後から安心の老後へ近づけますよ。
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