私の旦那さんは、57歳。
ひとつの会社に自分の労働をささげてきた生粋のサラリーマン。
決して温かい温室環境ではない、むしろブラックな環境でありながら愛社精神にあふれて仕事にまい進する33年間を送ってきた。
そんな太鼓判付きのまじめサラリーマンが、勤続30年を境に少し変化してしまった。
会社辞めたい・・・

そんな旦那さんを見守りながら励ましながら、ここまで来たわけで・・・
あれから3年、まだ会社は辞めていない。
一番の心配は、心を害してしまうことだったけど、今のとこ元気。
ようやく
もうやめてもいいよ。(条件付きだけど・・・)
って、心から告げられたのは、昨年の12月。
心が壊れるくらいなら、今あるお金で可能な生活を送ろう!って腹をくくった私。
誕生日の6か月前に、早期退職の意思表示を会社にすれば、60歳で退職した場合と変わらない退職金がもらえる制度を使うとするならば、2月が意思表示できる月にあたる。
今月末までに意思表示すれば、8月末に早期退職が成立。無事卒社となるわけ。
果たして旦那さんの決断は・・・
早期退社して不安なこと
早期退職するにあたって私目線で困ることは
- 収入が止まる
- 健康保険の形が変わる
- 二人分の国民年金代の支払い発生
- 無職の旦那さんを尊敬できるのか不安
1から3は、お金面、4はもっと深い心の部分。
58歳で無職となった場合、年金がもらえるまで7年くらいを今ある貯蓄を切り崩して生活することになる。
貯めることと増やすことを生きがいにしていた私が、切り崩していくことにどれだけのストレスを伴うか・・・想像するだけで恐ろしい。
一年間の生活費は、今まで通りとはいかない。
今まで、会社がお金を支給する前に抜かれていたお金。
社会保険ってやつ。
これも貯蓄から支払わなくてはいけなくなる。
健康保険も年金も、私の分は会社が払ってくれていたみたいなもんだったのが、会社を飛び出したらもちろん自分で払わなくてはいけなくなるわけで、この負担がかなり痛い。
私は、4歳年下だから、2年は年金支払いを覚悟してたけど、その倍がのしかかる。
そんなものを加味しながら生活費を計算していくと、1年で380万必要だと試算できた。
次の年は、無職であるなら住民税非課税世帯となるため、住民税の免除、国保の減免などの措置が受けられるので、年間325万円の支出。
こんな感じで年金もらえるまでに、2330万円を費やすことになる。
問題は、お金だけじゃない。
心の問題はお金よりも重い。
会社に行かなくなった旦那さんはどんな生活スタイルになるのだろう。
これは、やってみないとわからない。
よく聞く夫源病、旦那さんが原因で奥さんの体調が悪くなる病。
私たちは大丈夫!って言えるのか?そんな不安もよぎるんです。
指をくわえてその時を待っていても不安は消えない
不安を抱えて過ごしてると、笑顔になれなくなるし、原因を作った旦那さんを恨めしく思ったりといけない行動をしてしまうかもしれないので、できる限りの行動をしてみることに。
- 旦那さんの小遣いの部分を生活費から外し、自分で賄ってくれるよう依頼
- 58歳で定年したと想定して、会社に存続した場合は、小遣いを25万円にすると提案
この二つを旦那さんに告げてみた。
1は、やめる場合。働かないで家にずっといる状態を解消してくれる。
家族を食べさせるほどいっぱい働く必要はない。自分がほしい分だけ働く方式。
2は、会社を続ける場合。別のところでバイトするより割が良い。
毎月25万円の小遣いとすれば、月20万円貯金したら、1年で240万円貯められる。
働いた分だけほぼ自分のものになることが、モチベーションに繋がるかもしれない。
社会保険は給料天引きなので貯蓄から支払う心配なし。
旦那さんも家計もWINWIN.

同じ会社で33年働き続けたサラリーマンは、それなりにプライドがあるから、そこらのコンビニで素直にレジ打ちができる気がしない私。
それくらいできると言い張る旦那さん。
結果は、辞めてからしかわからない。
ただし、辞めればそこには二度と帰れない。
一方通行の分かれ道。選択のチャンスは今月いっぱい。
資産運用で小遣いを増やしたい
コロナが始まるちょっと前から、2人で資産運用の勉強をし始めた。
旦那さんも興味を示してきたので、2人の趣味として始めて見た。
思った以上に面白くて、ドンドンのめり込んだようだ。
youtubeを毎日見て新しい情報を入れる。
そんな毎日が楽しい。
次第にお金を消費に使うことに興味がなくなってきて、何が必要であるかが見えてくるようになり、それを買うなら投資に回そうという思考になったみたい。
これからは、インデックス投資をコツコツやるぞ!って決めたみたいだけど、先立つものがなければそれもかなわない。
今、47000円の小遣いのうち18000円を投資信託に入れているが、会社を辞めれば、投資資金がなくなってしまう。
これは寂しい。今年は、孫も誕生するわけで、お金のないおじいちゃんは無力である。
いろんなことを天秤の片側にのせていくと、コンビニのバイトでは、どうも釣り合わなくなってきたようだ。
笑顔で歓迎する
どちらの選択をしても、笑顔で受け入れよう。
この3年、動じない嫁になる基礎連を積んできたのだからきっとできる。私はできる。
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